可決は可決だ。しかし英国のコーポレートガバナンスでは、20%以上の反対票は「重大な抗議投票」とみなされ、取締役会と機関投資家の間で対話を要求される。バーバリーの場合、その比率が30%を超えた。

バーバリーが歩んできた困難な道

バーバリーはここ数年、深刻な業績不振に直面してきた。売上は低迷し、株価は多年来の安値を記録。ジョシュア・シュルマン新CEOのもとでブランドの再生が始まりつつある段階だ。そのような時期に経営幹部への高額報酬プランが提示されたことは、機関投資家の疑念を招いた。

30%反対票の意味

英国ガバナンス基準では、この水準の反対票は取締役会に対し、主要投資家との協議と対応報告を義務付ける。報酬水準の絶対額が問題というよりも、業績回復がまだ証明されていない段階での報酬設定のタイミングに対する異議申し立てだ。

ブランド再建の長い道

バーバリーにはトレンチコートやチェック柄といった強力なブランド資産がある。しかし、それらを安定的な商業実績に結びつけるには複数のシーズンにわたる継続的な実行が必要だ。報酬プランは可決された。ターンアラウンドが軌道に乗っているかという根本的な問いへの答えは、まだ出ていない。